我が家の〆殺しの木? 蔦
蔦が枝を落とした大木にまつわりつき、てっぺんまで覆ってきています。
蔦といえば山野に生えるつる植物で、葉に対生して出る巻きひげに吸盤があり、これで岩や木の幹にはいのぼります。
葉は長さ幅とも5~15cmの広卵形で、ふつう3つに切れ込み縁には粗い鋸歯がりあます。
平安時代に樹液を煮詰めて甘味料を採ったので甘蔓(あまづら)とも呼ばれました。果実は薄甘いが喉がチカチカすると言われていますが、試してみる気にはなりません。
名の語源には諸説りますが、「伝う」が有力とされ、木の幹や岩壁を伝って育つことによります。
特徴的なのは、ツルの先端に巻きヒゲが変化した丸い吸盤があること。始めに吸盤が吸着し、次に巻きヒゲを出すことで活着・強固なものにしているみたいです。
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